NEWS

EVENT CALENDER

2018.10.25

開発コラム~【GRANDAGE LITE Vol.5】開発四方山話 鈴木達也の場合

ライトゲームに対するAPIAのスタンスは【四季折々のターゲットとの対話を通じ、ライトゲームを難しくさせない愉しみ方を提案する】というもの。
殊、メバルについては一方ならぬこだわりをもったアンバサダーを多く擁しています。
今回はGRANDAGE LITE 82のフィールドワークを担当したAPIAアンバサダー・すずたつこと鈴木達也に話を聞いていきます。
フロートリグの名手として、また、APIAアンバサダーとして新鋭ながら、
経験に裏付けされた絶対的な釣獲力を誇り、そのメバル愛はアンバサダー随一を公言して憚らない彼一流のメバル論とはいかなるものなのか?を掘り下げていきます。
30743044_633157640365620_7372474099894845440_n.jpg
■GRANDAGE LITEについて
APIA:すずたつくんのホームである知多エリアでのライトゲームの現況ってどんな感じなのかな?とにかくよく釣ってるけど、何か意識していることってあるの?

鈴木:まず、僕のホームエリアである知多半島と言う土地は冬になると漁港や堤防でライトゲームを楽しむアングラーが非常に多いです。その中でも人気は秋口から始まるアジと晩秋から接岸が始まるメバルです。
個人的には知多半島はアジよりメバルの方が良いサイズを狙えるので僕は好んでメバルを狙って釣りをしています。
31460894_637748279906556_178581016431034368_n.jpg
35413899_664688667212517_7675944948453081088_n.jpg
逆に言えば他に釣れる魚は何がいる?となると返答が難しく、夏はシーバスや黒鯛をメインにしているルアーマンが冬になるとライトゲーマーに変身する人が多くいるという印象です。
しかし、遠浅な地形ゆえにサイズを出すとなるとそれなりの釣りをしないとサイズを出すのが難しく、僕はまず"飛距離"を求めるようになりました。

APIA:そこでフロートリグっていう選択だったんだね。その、最も得意でありこだわりのあるフロートリグでのアプローチに対する考え方ってどんなものなのかな?

鈴木:知多半島のような遠浅な地形では飛距離は武器になるのですが、ある日からフロートを使ってみたら釣果が飛躍的に伸ばせるようになりました。そしてアミパターンのようなスローな釣りにフロートは最適だと思っています。

フロートに出会う前は飛距離を出すためにスプリットやキャロもやりました。確かにジグヘッド単体と比べれば飛距離も出ます。重量があるので操作感も良いです。しかし、釣果を見ると春先のベストシーズンではいい思いをした事がありますが、スポーニング時や厳寒期に迎えるアフター時では思ったように釣果が出せませんでした。そんな時にフロートを使ってみたらバイトの数が極端に増えたんです。正確には今までの早い動きよりも、スローに扱えるフロートの方がバイトを感じるというかバイトを拾うことが出来る場面が増えたということになります。

そうなってくると同じフロートでもバリエーションに合わせたロッドが欲しくなってきますよね。僕が知多のフロートでメインに使う重さは約6gと10gです。6gを背負うことのできるロッドはライトゲームの世界でも珍しくは有りません。しかし10g程になると極端にロッドの種類が少なくなります。もっと言えば10gを背負えたとしてもティップに張りがありすぎたり、今度はバットが強すぎてメバルにはオーバースペックというロッドが多いという印象でした。実際、僕もオーバースペックと思いながら黒鯛用のロッドをフロートのロッドとして流用していました。そんな時にAPIA から声を掛けて頂いてロッドの開発に携わるようになって、昨シーズンの終盤に手にしたのが"GRANDAGE LITE 82"と言うロッドの試作品でした。

■フィールドワークで感じたこと
APIA:GRANDAGE LITE 82のフィールドワークにおいて、このモデルにすずたつくんが求めた要素っていうのはどんなところ?

鈴木:メバリングロッドに僕が求めるもの。それは繊細なバイトを弾かないティップと良型を浮かすバットのパワー、反発力。これは譲れません。バットに張りがあるロッドはティップまで張りがあるロッドが多い傾向がありますが、僕はティップセクションの感覚を大事にしたいので、繊細さを求め続けていました。例えばフロートを50m先までキャストして弱い啄ばみバイトを拾うには、ラインによって手元に伝わるか、ティップで感じることができるのかできないか、といういずれかになると思いますが、このGRANDAGE LITE82はその50m先でのバイトを拾うことができるティップセクションを備えるモノというのが前提条件でした。
27573467_179927222622470_7522893020060975104_n(1).jpg

APIA:実際に試作品を手にしてどうだった?

鈴木:GRANDAGE LITE 82を持って実際にフィールドでキャストをしてみると、フロートが気持ち良く飛んで行くのが暗がりの中でもスプールを伝達して伝わってきました。飛距離は良し。お次は実際にメバルを掛けてみたら、その時期(アフターから完全に回復してモリモリと捕食をしている時期)のメバルはシーズンで1番引きが強いメバルなのですが、浮かす力も問題無く余力を残してキャッチすることができました。
せっかくなのでプラグも投げてみました。
ハイドロアッパー55やパンチライン45、60共に気持ち良くキャストができることから、フロートもプラグも1本でイケるロッドという感触を得ました。
35411479_666022697079114_382143997902061568_n.jpg
これはバットセクションまでルアーの重みを乗せやすい繊細なティップ~ベリーの柔軟さがもたらす影響と考えられますが、飛距離だけを求めるがゆえにメバルの啄ばむようなバイトをかき消すようなロッドは僕の選択肢に有りません。
このGRANDAGE LITE82は柔軟で繊細なティップ、良型を浮かすバットパワー、さらに軽さまで兼ね備えています。正直なところ、ファーストプロトの段階でかなり感触の良いロッドだと感じることができました。

■テイストの異なるLegacy'とGRANDAGE LITE
APIA:それまで使ってもらっていたLegacy'SC 82MLとの違いや、すずたつくん的な使い分けみたいなものってある?

鈴木:昨シーズンはフロートロッドとしてLegacy'SC 82MLをメインに使っていましたが、僕のイメージとしてはLegacy' SC 82MLは自分から掛けて行くスタイルに近いと感じています。全体的にやや張りのあるブランクのテイストになので、小さくアクションをつけてバイトが出たら自分からアワセに行く、こんな使い方をメインで使用させてもらいました。
25006272_1991933514428852_7961891965371416576_n.jpg
反対にGRANDAGE LITE82になるとティップの調子がLegacy' SC 82MLと比べるとマイルドになるので、オートマチックに乗せることができると言う印象です。少しオーバーに言えば掛けのLegacy' SC 82MLと乗せのGRANDAGE LITE82と言った表現が合っていると思います。自分から掛けるのが好きなのか、オートマチックに乗せて行くのか。これは好みで選択してくれれば釣りの幅が広がるかと思います。

APIA:GRANDAGE LITEは比較的幅広いラインナップとなっているけど、使ったことのないモデルで興味のあるモデルとかある?

鈴木:率直に74 All-Rounderは常に車に乗せておきたい1本になります。メバルゲームの基礎となるタイプになると思うので、このレングスなら大抵の場所で使えるので手元に置いてあると安心感がありますよね。堤防でもテトラでもちょっとした地磯でも7㌳4㌅というレングスはどこでも使えるので重宝します。ここ数年はめっきりやらなくなりましたがメッキやカマスを釣るのにも使い勝手が良く、その名の通りAll-Rounderとして常備しておきたいです。

■最後に
APIA:いよいよ発売も迫ってきたけど、皆さんにむけて一言お願いします。

鈴木:僕自身、初めてロッドの開発に携わらせていただきましたがGRANDAGE LITEシリーズの性能には驚かされました。こんなにコスパの高いロッドはなかなかお目にかかることができないと思っています。今まではAPIAのロッドは強めのロッドが多かったですがGRANDAGE LITE82を代表として、ロッドのコンセプトが以前と少し変わってきたかなと言う印象です。新しい分野に力をいれてAPIAも他のメーカーに負けないってところを自分自身感じてフィールドに向かいたいと思います。これからも微力ながらAPIAの一員として最高なアイテムを作り出していきたいと思います。


   

ARCHIVE

2021
2020
2019
2018
 

FACEBOOK