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毎回書くけど(笑)、ナチュラル7を作ろうって打診してサンプルを作って貰った時、宇津木社長に「これ売れますかね?」と質問された。こちらも負けずに「いや、これからはコレですよ!(笑)」なんて答えて、そんな問答が有った事を昨日の事のように良く覚えている。

そもそもナチュラル7に求めたのは、至近距離に対象がいるシチュエーションでの究極の「操作性」だった。でもこの数年、その「至近距離」が意味するディスタンスには、フィールドによって違いがあることを僕自身感じはじめていた。高いアキュラシーが求められる至近距離もあれば、ただただキャストのしづらい至近距離もある。さらには、ラインコントロールの精度が求めらる至近距離や、強靭なパワーが求められる至近距離もあるのだ。

そんな僕の想いとは裏腹に、ナチュラル7を買って頂いたアングラーの皆様からは「めっちゃええ!!」「投げ易いわ!」「アクション付けてる感じが良く分ります」「俺、キャスト上手くなりましたわ!!」などなど本当に高い評価を頂いて、それはそれで本当に嬉しかった。

ただ……いつの日か芽生えた僕の想いは日々膨らみ続ける。「このままで良いわけがない。フィールドによって異なる距離間の差を簡単に埋められるロッドが作りたい!」という、内なる声に終止符を打つための次のステップを常に考えていた。もし新しいランナップにナチュラル7のポジションがあるならば、「これまでと同じではイケない」という想いが強くなっていくのを感じていた。

そやっ!「留まるな超えていけ!(GRANDAGEシリーズのコピー)」これや!!(笑)

新しいFoojin’Zにナチュラル7がラインナップされることが決まった時には既に、これまでのモノを越えていかないと、もはや「ナチュラル7」では無いという想いが固まっていた。より軽快で、より正確で、よりシャープで、より早く、より力強いロッドだけが距離感の差を埋め、ありとあらゆる「小場所」を攻め尽くすことを可能にする。理想のナチュラル7ができるまで絶対に妥協しない。そう決めて製作に挑んだ。

しかし、ロッドプロデューサーでもある宇津木社長も決して妥協はしない。アクションに対する両者が拘りをぶつけあい、サンプルを作り続ける日々が続いた。おもえば、こんなにも自分の想いをぶつけ、我ままを通して貰ったのは初めてかも知れない。当然のことだが、宇津木社長もナチュラル7をより良いものにするために妥協をしないのだ。

月日を重ね、実に長い時間をディスカッションに費やした。そうして、これなら必ずお客様に納得してもらえるだろうとふたりが考える最高の一本ができた。先端素材を惜しげなくつかえたこともこのロッドの性能に大きく寄与している。最高の素材を最高の味付けで調理することができたのだ。こんなにも意見をぶつけあわせなければ、きっとこんな高みには到達できなかっただろう。

必ずあなたに「満足」して頂けるNew FoojinZナチュラル7が、今この手の中にある。あなたの町のありとあらゆる「小場所」を攻め尽くす為に、お届け出来る事が嬉しくてたまらない。 最後に、宇津木社長、我がまま聞いてくれてありがとう!(笑)

Apiaプロスタッフ 濱本国彦

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