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予想はあっさりと覆された

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ビーストブロウルは今回が8代目になるシリーズだ。いつからだろう。このシリーズが「マストアイテム」として皆さんに使って頂けるようになったのは。これはとても嬉しいことだ。

特にラムタラジャイアントを出してからは、「大きいルアー」を皆さんが普通に投げる様な時代が来た訳で、その中でビーストブロウルは色褪せる事無く「現代のパワー系ロッド」としての存在を誇示し続けているのだろう。ただ、時の流れと共にいまや数あるパワー系のロッドの中では、どちらかと言うとマイルドな部類になってきたのかも知れない。これは悲観すべきことではない。事実、時代の中で「ビースト=みんなが使い易いパワー系ロッド」になっていったのはホントに嬉しかった。

でも、その一方で前回のFoojinZにラインナップされていた「ビーストファング」が、どうしても頭から離れなかった。次にビーストを新しく作るなら、「全ての所作のスピード感を上げる」「いつもの一匹をより確実に捕る」をコンセプトに掲げた少々やんちゃなビーストを、全てにおいてダイレクト感のあるロッドを目指して、再び作りあげたいと思っていた。

そんなある日、この思いを開発の宇津木さんに伝えた。僕の思いが全て伝わったのだろう。そして、それからしばらくするとビックリする程に、あっさりと僕の頭の中にあった「ファング」を置き去りにしてしまうプロトタイプを渡しにきた。しかも「ドや顔」で。(笑)

進化したマテリアルで武装されたこのプロトは、ファングとブロウルのテイストを織り交ぜつつ確実に良いものに仕上がっていた。正直「やられた!」と思った。だって……それは僕が伝えたかったイメージそのまま具現化したようなロッドだったから。触った瞬間に、僕の仕事はここで終了~!みたいな気にさせられた。

T1100G、M40Xという最新のマテリアルに加えて、ビーストブロウルだけがまとう事を許された素材がある。それが「ボロン」だ。「ボロン」という素材がこんなにも「シャープな反発感」をもたらしてくれるとは思いもよらなかった。ナチュラル7に続き、これまた「越えた!!」いや……「一段と越えてきた!」と言っていいだろう。

完璧なキャストフィーリング、軽快なライン&ルアーコントロール、バイトからファイトへのスピード感の向上、そして申し分のないパワー!!完璧に仕上がった今回の「New FoojinZビーストブロウル」!これまた毎回言うけど「自信を持って」お届けできることを約束いたします!!

「ホンマにええもんになりましたわ!!」

APIA PRO STAFF 濱本国彦

OTHER IMPRESSION

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