
User’s Manualロッド取扱説明書
末永くご愛用いただくために、この説明書をよくお読みくださいますようお願い申し上げます。安全に正しくお使いいただくための注意事項を記載しております。ご使用前に必ずお読みください。
安全にご使用いただくために
- 感電にご注意ください
- カーボンロッドは電気の良導体です。
- 高電圧、架線、電線による感電にご注意ください。素材の特性上電気をよく通します。したがって電線などに接触すると、感電する恐れがあります。
- 場合によっては死亡事故につながりますので、特に高圧線の下では絶対に使用しないでください。
- 高圧線は近寄っただけでも高圧線から放電し感電することがあります。
- 落雷による感電にもご注意ください。
- 根掛りのはずし方
- 誤った方法で根掛りをはずそうとすると、釣竿の破損や怪我につながる恐れがあります。
- 根掛り(釣り糸、仕掛けが底面や障害物にひっかかり外れない状態)した時は、無理に釣竿をあおらずに、糸を手にとって切るようにしてください。釣竿を無理にあおると竿が折れて怪我をする場合がございます。また、手に取るときは、糸で手を切る恐れがありますので手袋やタオルで手を保護してください。
- 根掛りをはずす目的で、海、川、池等の中には絶対に入らないでください。流されたり、波にのまれ重大事故につながる恐れがございます。
- ロッドが折れた場合は
- 折れた部分は硬く、尖っています。危険ですので絶対に触らないでください。怪我をする恐れがございます。
末永く安全にご愛用
頂くための注意事項
- 釣竿の基本的な取扱について
- 本製品は軽量、高反発のカーボン素材を使用しています。誤った取扱方法は破損につながりますので、以下の点に充分ご注意ください。誤った取扱方法による破損は無償交換の対象外です。
- 竿を立てた状態では絶対に魚を抜き上げないでください。
- 糸がらみした状態で投げたり、リールを巻いたりすると竿が折れる恐れがあります。
- ガイドに糸を通し忘れると、竿が折れる恐れがあります。
- 根掛りをはずす場合、無理に竿をあおると折れる場合があります。
- 仕掛けがトップガイドに当たった状態で、さらにリールを巻くと穂先が折れますのでご注意ください。
- 自身で糸を持って竿を曲げると、穂先部分が急な角度で曲がり破損の原因となります。
- キャスト時のご注意
- 本製品は軽量、高反発のカーボン素材を使用しているため、過度に負荷のかかるキャストをされますと破損の原因となります。
- ルアーを投げる際は周囲に人がいないか安全を充分確認してください。釣り針、ルアーフック、オモリ等が当たると非常に危険です。ご注意ください。
- 巻き込みキャストは破損の原因となります。ご注意ください。
- 継ぎ目の合わせについて
継ぎ目は破損の多い箇所です。適切な取扱を心がけてください。- 継目を合わせる時、無理に挿入すると口割れ、固着の原因となります。
- 印籠継ぎは、構造上緩み防止のために前後数ミリの 隙間が出るように設計されておりますので強引に挿入しないでください。(口割れ、固着の原因となります。)
- 印籠部、挿入部内面は絶対に加工しないでください。
- 合わせは、使用中に時々ご確認ください。緩んだまま使用すると、すっぽ抜けや折れの原因となりますのでご注意ください。
- 継ぎ目が固着した場合は
- 継ぎ目が固着した場合、無理に引き抜こうとする行為は厳禁です。以下の方法で、釣竿に負担をかけないように引き抜いてください。
- 継ぎ目が固着した時は、ジョイントアシストシートを当てて、逆方向へねじりながら引き抜いてください。
- 氷やアイスノンで10分ほど継ぎ目部分を冷やすと、抜けやすくなります。
- 決してガイド部を持って引き抜かないでください。
お手入れと保管の方法
- 釣行後のお手入れ方法とご注意点
- 釣行後は汚れや塩分を、ぬるま湯で洗い流した後、水気をふき取ってください。水気が完全に取れていない状態で保管されますと、塗装面にブリスター現象(水ぶくれ)が発生して塗装剥離の原因となります。
- ぬるま湯で洗った後は布で水気をふき取って、風通しのよい場所で水気が完全に取れるまで陰干をしてください。
- ガイドなどの金属部分は腐食防止に、防腐スプレーを施しておけば安心です。
- 磨き粉、タワシ、ベンジン及びシンナー等の薬品は絶対に使用しないでください。
- 保管場所に関するご注意点
- 高温多湿にならない風通しのよい場所に保管してください。
- 車の中は高温密閉状態になりやすいので、長時間放置しないでください。ブリスター、曲がりの原因となります。
