アピア広報の中井です!
いよいよ『25VENTURA(べンチュラ)』の発売がまもなくとなりましたので、ここで自分の思うあれこれをお話したいと思います!
10年前に発売された初代ベンチュラ。

当時自分はアピアにまだ入社する前で、大阪の某釣具店に勤めていました。
アピアが初のリールをグローブライド社とのコラボでリリースするということで、ロッドとルアーのイメージしかなかった自分にはかなり衝撃でした。
その誕生から、ちょうど10年が経過した2025年。
今回もグローブライド社の全面協力のもと、2代目となる『25VENTURA』が誕生しました。
マットブラックを基調に、差し色として入っているFoojin’Zと同じワインレッド、控え目やけど映えるゴールドがヤバいくらいカッコイイ!
そうそうこんなカラーが欲しかったんよ!
※完全に好みの問題ですw
社内にいる自分ですらめっちゃテンション上がったので、ユーザーの方なら震え上がったはず!

この10年でロッドはもちろん、リールというアイテムも急速な進化を遂げたと思います。
各社新しいリールが出るたびに《軽量化》と《耐久性》が向上され、日々フィールドワークを繰り返す自分にとっては本当に助かっています。
自分自身が使用するリールに求めるのは何より『壊れないこと』。
時にはストラクチャーを交わすのに無理なパワーファイトもするし、1年間ほぼ毎日使うものなので《耐久性》の部分は特に重要視しています。
最近のモデルは1年酷使して使ってもピンピンしてるので、オーバーホールに出すかも迷うほど(笑)
構造美と信頼性──フルメタルモノコックボディ
ここからは少しグローブライド社の技術の話も少し含めながらお話していきます!
ボディには、一体成型によるフルメタルモノコック構造が採用されています。
巻き出しの軽さ、滑らかさ、そして耐久性において、実釣時にアングラーへ確かなアドバンテージをもたらしてくれます。
この構造により、河川での流れの変化やサーフでの潮圧、繊細なドリフト操作など、あらゆる局面で信頼できるパフォーマンスを約束してくれるでしょう!
フィッシングショーでもよく聞かれたのが
『ベースとなったリールは何か?』。
ベースとなったリールがわかれば、そのモデルの特徴もある程度分かってくるので、確かに気になりますよね!
今回のでいうとベースは「24CERTATE(セルテート)」になります。
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なので《耐久性》についての心配は一切ないです!
内部機構にはマグシールドを全箇所搭載、そしてボールベアリングの数は12BB+1(ローター)とフラッグシップモデルと同等クラス!
分かりやすくいえば『外側にセルテートがいて、内側にイグジストがいる感じ(笑)』

そんなん、、、もう反則ですよねw
耐久性、防水性能が優れていて、巻きも超滑らか。
ヤバすぎる!というか理想的すぎる!!
小ネタですが、24セルテート以降ボディが左右対称のデザインになっているとこは知っていましたか⁈
それぞれ好みはあると思いますが、個人的にはこっちの方がデザイン面でもかっこよくて好きです!
デザインも確かに大事ですが、釣り人が本当に重要視しているのは「感覚」だと自分は思います。
釣りにおいて言語化するのは難しいけど、「そのとき自分にしか感じ取れない感覚」みたいなものを、ある程度の経験者なら一度は持ったことがあるはず。
『シーバスが喰いそうな巻き抵抗の感覚』
『なんかわからんけど、喰いそうな気配の感覚』
『水中が立体的に見えているかのような感覚』
そんな気配・感覚を察知し、ルアーを通じて“意のまま”に操作できるあの感覚。
グローブライド社が提唱する「エアドライブデザイン」は、その感覚を実現するために設計された、次世代スピニングリールの設計思想であるのではないか。
リールの核を成すそれぞれに徹底した軽量化と機能性が施され、それらが絶妙なタックルバランスと融合したとき、初めてその「感覚」が生まれると自分は思っています。
- エアドライブベール
軽く、そしてトラブルレス。
従来の中空構造をさらに進化させ、小径化と軽量化を追求した新しいエアドライブベール。
最適な角度に設定されたベール傾斜により、ラインがベールからラインローラーへスムーズに移行。
キャスト時のトラブルリスクを大幅に軽減し、ストレスフリーなゲーム展開を支える。
- エアドライブローター
始動は、ほとんど「無」。
独自の理論により、球体からそのまま切り出したかのような新形状を導き出し、そこからさらに不要な肉を徹底的に削ぎ落すことで、剛性を維持したまま、大幅な軽量化を実現。操作性、感度の向上に繋がる巻き出しの軽さが飛躍的に向上した。 - エアドライブスプール
(ラインキャパの表記がスプールのに表記されているのも新しいポイント!)
スプールにも、無駄は要らない。
徹底した薄肉化により、スプールスカート部はもちろん、スプール内部の肉抜きに至るまで徹底的に軽量化。
巻き出しの軽さやキャスト動作などの俊敏性、操作性が向上。
結果、ドラグ作動時のレスポンスが向上し、ファイト中の信頼感が一段と高まった。
スプール形状は10年前のベンチュラと比べても全然違いますね!
- エアドライブシャフト
フリクションゼロへの挑戦。
ピニオンギアとの非接触構造を採ることで、回転抵抗を徹底的に排除。
両端をボールベアリングで支持し、メインシャフトは高精度カラーで支えることで、極めて滑らかで静粛な巻き心地を実現した。
(上記一部HP抜粋)
操作性、感度、静粛性、耐久性――。
そのすべてを高度に融合させることで、「巻き」の常識を変えていくエアドライブデザイン!
25VENTURAは、その思想を色濃く体現するモデルであると思っています。
アングラーの集中力と直結する“感覚の精度”が、このリールの最大の武器だと思います。
一体感を生むハンドル設計──感度と安定の追求
巻き取り感度を重視するならショートアーム、ファイト時のトルクを求めるならロングアーム。
そのような通説がある中で、『25 VENTURA』は純正仕様で55mmハンドルアームを選択しています。

軽やかなスナップ操作でもスムーズに回転し、微細な流速の変化を感知できる優れた感度を備えています。
加えて、60mmアーム特有の慣性よりも操作への追従性が高く、河川などの複雑な流れが生じるフィールドでその真価を発揮してくれます。
このハンドル長は、高剛性なフルメタルボディとの相性も抜群で、魚とのパワーファイト時にも一切の不安を感じさせないのが特徴です。
ノブには滑りにくく、しっかり握れるパワーライトノブを搭載しています。
濡れた手でも安定感を保ち、緻密なリトリーブと確かなホールド感を両立してくれるハンドルノブになります。

適応力という武器──コンパクト4000番という選択
『25 VENTURA』が担うリールサイズは、汎用性の高い4000番のコンパクトボディ。
このサイズ感は、河川や港湾部といったライトなフィールドから、外洋や磯際といったハードな環境まで、幅広く対応する番手になります。
軽快な操作性を維持しながら、強靭なボディと巻きの力強さを持ち合わせることで、1台で幅広いフィールドをカバーすることが可能です。
「この1台があればどこでも大丈夫!」と思える、まさに“最も現場主義”な番手設定といえます。

10年目の答え──ベンチュラに込めたアピアの想い

『25 VENTURA』は、最新技術を盛り込んだだけのアップデートモデルではく、現場で本当に求められる性能とは何か。
その問いに自分らなりの答えを出すべく、アピアは10年ぶりにこのリールを世に送り出します。
「使い手の信頼に応える道具を」というアピアの変わらぬ想いに応えてくれるはず!
圧倒的な耐久性を誇る24セルテートをベースに、シーバスゲームに必要な要素を惜しみなく盛り込んだカスタムリール。
それがアピアの『25VENTURA(ベンチュラ) LT4000-CXH』です。
まもなくリリースとなりますが、発売後ユーザーの皆さまからどんな魚の写真が届くのか。
自分も今からとても楽しみにしています!
とは言っても自分もまだ試投レベルでしか使用できていないので、、、(笑)
ユーザーの皆さまと一緒に、この秋は『25 VENTURA』で良い魚を手にできるよう、フィールドワーク頑張りたいと思います!
https://www.apiajapan.com/product/reel/25-ventura/
Spec
標準自重(g):240
巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):99㎝
ギア比:6.2
標準巻糸量ナイロン(lb-m):12lb(0.28mm)-150m/14lb(0.30mm)-130m
標準巻糸量PE(号ーm):1.5-200m/1.2-310m
ハンドルアーム長(mm):55mm
ベアリング(ボール/ローラー):12/1
最大ドラグ力(kg):12㎏
スプール寸法(径mm):Φ51mm
ハンドルノブ仕様:パワーライトノブMロング
ボディ素材:アルミ
ボディ構成:モノコック
ローター素材:ZAION
防水機構:マグシールド(ドライブギア両端、ピニオン部、ラインローラー部) *フルマグシールド
スプール素材:薄肉アルミ
※巻糸量は目安であり、メーカー・アイテム・テンションにより異なります。
※巻き取り長さはハンドル1回転あたりの長さです。
・ボールベアリング搭載箇所
12BB搭載
ピニオン部2BB(CRBB)
ドライブギア部2BB(MSBB) *MSBB=マグシールドBBの略
ラインローラー部2BB(CRBB)
ハンドルノブ部2BB(CRBB)
スプール部1BB(CRBB)
スプールメタル部1BB(CRBB)
メインシャフト部1BB(CRBB)
オシレートギア部1BB(CRBB)