ラムタラ130 2025バージョン
ラムタラを形にして早くも12年の時が過ぎました。いままでアングラーの皆様に使用して頂き、釣果も出し続け、ルアーBOXに入れ続けて貰った事を誇りに思うのであります。
長い間、本当に有難うございました。そのラムタラの歴史に一つの区切りを付け、新しいラムタラへの挑戦を試みました。
オリジナルを形にした当初、泳ぎ、アクション、レンジを最優先する事で犠牲にした「飛距離」。その犠牲にした「飛距離」を、Apiaオリジナル重心移動システムの「リニアエンジン」を搭載する事で、「飛距離」をも武器にしたラムタラ。
誰しもが「ドリフト」という釣り方を知らない時代から時間が過ぎ、今では多くのアングラーに「ドリフト」が理解され、実践され、フィールドテクニックが熟成して来た今現在、多くのサーフェイスミノーというカテゴリーのルアーが各社からリリースされ、釣果として反映されるようになってきた。その状況の中、リニューアルすることは非常にハードルは高く厳しい。
だからこそ今回のチャレンジは面白く、勝手にドリフトさせるのではなく、やっぱりラムタラらしく、アングラーの意志の違いにラムタラが反応してくれる、そんなルアーに仕上げられた様に思う。
2年余り、オリジナルの再現、継続、そして進化という事へのチャレンジの時間は進化の先に手に入れた、リニアエンジンがもたらしてくれた「飛距離」と言う武器を手に、「NEWラムタラ」を思う存分楽しんで貰いたい。そして水面をラムタラでコントロールする楽しさを味わって欲しいです。
NEWラムタラ バデル
初期のラムタラ130の時も同様であったが、浮力の調整をする中で生まれたモデルがこのバデルである。
ラムタラの設定の前提は完全にサーフェイスと言うトップレンジ、そして水面直下、皮一枚水の膜を背負うという絶妙なレンジ攻略。
これは僕の地元の河川があまりにもシャローで流れの緩い河川がベースになるが故に、このレンジ設定にしてたわけで、もし水深のあるエリアだったり、流速の早い流れを持つ河川エリアだとしたら、水中でのレンジキープ能力とドリフト性能、少し柔らかくなったアクションが効果的と考え、「バデル」と言う「スローシンキング」モデルを追加となった訳だ。
スローシンキングモデルがドリフト中に横方向の早い流れを受け、その時にリトリーブを緩めるとレンジは入って行かず横方向へのスライドをキープしてくれる事に繋がり、これはシーバスの捕食に距離感のズレを持たす事無く深いバイトへと継げられると考えていてそれがこの「バデル」。
今回のリニューアルでももちろん、バデルの設定出しも平行に進め、発売になります!
足場の高いポイント、流れの速いポイント、水深の深いフィールド。などなどオリジナルの「サーフェイス」「トップレンジ」だけでは攻略出来ないポイント攻略に是非「バデル」をぶち込んでみて下さい。ラムタラが作り上げる水中ドリフトがきっと良いシーバスを引っ張ってくれる事でしょう!!
APIAプロスタッフ 濱本国彦