リニアエンジンが搭載された新しいマイヨール70SL。オリジナルのマイヨール80の特徴である急速潜行・急浮上のコンセプトは引き継がれ、リニアエンジンが搭載されたことにより、重心の戻りがより早くなることで泳ぎだしのレスポンスが大幅に向上し、近距離戦となるボートシーバスでいち早く魚にアピールできることはアングラーにとって大きなアドバンテージとなる。
このジャンルのミノーは固定重心タイプが多い中、マイヨール70SLは飛距離の向上を考慮して移動重心に。固定重心ではこのサイズのルアーのウェイトを重たくするのにも限界があり、闇雲に重たくするとヘビーシンキングになってしまう。そうなると飛距離は上がっても泳ぎだしの悪さで本来のアクションが出なく、逆に軽すぎるとキャスト時に力んでしまい、飛距離が低下しコントロールが不安定になってしまう。リニアエンジンだからこそ軽い力でも移動重心の恩恵を感じ取れ、ウェイトの戻りの速さは固定重心並みの泳ぎだしの速さを実現している。
また、ダウンサイジングやスリム化により、オリジナルの80で釣りきってスレてしまった魚もサイズ感が下がることで再度釣れ始めることがある。80で流して反応がなくなったコースを再度70で流し直すと、また魚が出るほどプロトの段階から明白に釣果に出ていた。大きなウォブリングアクションはフレッシュな魚へのアピールは強く、最初にサーチで探しやすく出しやすいのが特徴だが、すぐにスレることが多い。逆に細かいタイトピッチなアクションは魚へのアピールも良く、プレッシャーが低くスレることが少ないため投げ直しても再度魚を呼び出しやすい。この細かいピッチのアクションだけは譲れないところだった。
サイズ感が下がることにより春のさまざまなマイクロベイトの時も活躍するので、ぜひオリジナルサイズの80とダウンサイジングモデルの70を使い分けて釣果アップにつなげてもらいたい。
アンバサダー 北添貴行