“スイミングジグ”である青龍ハイパーは、その字の通り“タダ巻き”によるスイミングアクションに特化したメタルジグである。
このルアーとの出会いは衝撃的だった。
誰もが一度は思う、あそこまでルアーが届けば…とういう状況、雄物川で釣りをしていた私はその状況に遭遇する。
橋脚の明暗部で連発するド派手なボイル、その位置まで届くルアーが無い中、たまたまボックスへ入れていた“青龍ハイパー20g“ふと手を伸ばす。すると、どのプラグも届かなかったボイルまで軽々と到達し、根掛からないようにティップを立てただけのタダ巻きでいとも簡単にヒットへと持ち込む事ができた。
「夜の川でメタルジグ、いけるのか…!?」新たな扉が開いた瞬間である。
その”気付き”をきっかけにデイゲーム、ナイトゲームを問わず様々なシチュエーションで実績を積み上げて、青龍ハイパー20gのタダ巻きはリバーシーバス攻略において1つのメソッドとして確立し、私の中で絶対に外す事のできない大きな武器へと成長を遂げた。
河川の釣りでは「20g」がメインになる。メタルジグは沈む力を浮力が上回った瞬間からアクションが発動するのだが、“リバーシーバスの巻き速度”へ落とし込んだ時20gのバランスが実に絶妙。リトリーブを開始した途端に川の流れを受けて水面へと浮上を開始する“メタルジグ特有”の浮き上がりの速さを利用すればシャローエリア攻略も得意だが、底を取ってからのベタ底攻略もメタルジグである青龍ハイパーならではのアプローチと言えるだろう。活躍の場は河川だけではない、逆風を切り裂くように遥か沖まで届くことを考えるとサーフ、磯での使用感も当然秀逸。その場合30〜50gも選択肢の一つとなる。
スイミングアクションは沈む力と浮力のバランスによって変化する。
「浮き上がる力が強い=抵抗が強い」時に発動する”スイングアクション”と「沈む力が強い=抵抗が弱い」時に発動する”ロールアクション”の2通り。
ポイントの流速と攻めたいレンジをイメージして、巻き速度(ルアーに掛かる流れの抵抗)の調整さえコツを掴めれば、攻略できるシチュエーションはまさに無限大となる。
タックルの進化も進み、20gのメタルジグは腰まで浸かった状態で100m以上先のポイントまで届くようになった。これはシーバスにとって最大の脅威となる。
だが、決して飛距離が出ることだけがメリットの釣りでは無い。
はっきりと波動は出るのにシルエットが薄く存在感が非常に弱い。「感じるのに見えないベイト」として認識されることに、シーバスを本気にさせる何かがあると思えて仕方がない。
“ワーム並みの釣獲力”是非体感して欲しい!!
APIAフィールドテスター鎌田智輝