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ベトナム 釣行7日間:海外アンバサダーDavy Ong のフィールドレポート

TextDavy Ong デヴィ・オング

5月末、7日間のバラマンディ釣行を終えてベトナムから戻った。
5か月の準備期間を経て挑んだ1週間。
結果は、自己記録更新、ストラクチャーに付く魚への確信、そして「目的に合ったロッドを使うことがどれほど重要か」の再確認だった。

この旅は決して運任せではない。
準備、ストラクチャーへのアプローチ方法、そして“ラインを切りにくる魚”への対応力がすべてだった。

準備は2025年12月から始まった。

2025年12月末、私はベトナム南部の河口域を地図上で洗い出し始めた。
潮汐表、ストラクチャーマップ、現地の情報収集など、目的はシンプル。
カバー周りに付くバラマンディーを探し、プレッシャー下でどう捕食するかを理解すること。

5か月後、シンガポールからベトナムへ渡った。
現地での移動は長距離車移動が当たり前で、5時間のドライブは日常。
その合間に私たちを支えてくれたのは、
現地の濃いベトナムコーヒーと、シンプルで旨い現地の食事だった
特に8時間キャストした後のフォーは別格だ。
“シンプルな素材を丁寧に扱う”という点で、ルアーフィッシングと同じ哲学を感じた。

ベトナムのバラマンディとの出会い

最初の気づき:ベトナムのバラは違う

やつらは倒木、岩棚、橋脚などのストラクチャーにピッタリ張り付いていて追いは短い。
そしてゾーンにルアーが入れば、食うときは一撃。

二つ目の気づき:足元までついてくる

ルアーを岸際まで追ってきて、最後の瞬間に食う。
フッキングした瞬間、彼らは反転し、『ストラクチャーに一直線に突っ込んでラインを切りにくる。』
これは攻撃性ではなく、本能によるもの。

最初の3日間、私は掛けた魚より多くバラしてしまった。
学んだことは一つ。

フッキング後、頭をカバーから反対方向へ向ける猶予は約2秒。
そこを逃せば勝負は終わる。

悔しいが、だからこそ1本の価値が重い。

使用タックル

今回持ち込んだロッドは1本。
『APIA GRANDAGE BRUTE ALLEY SHOOTⅡ』

これはボートロックフィッシュ用に特化して磨き上げられたモデルで、
BRUTEシリーズの中で唯一、前モデルの名を継承している。
このロッドを選んだ目的はただ一つ。

『カバー周りでの精密な釣り』

『ストラクチャー攻略』

浅場でのスピーディーな釣り、カバー撃ち、根掛かりを避けながらのリズミカルなアクションをくわえられること。
そして、掛けた瞬間に魚をカバーから引き剥がすパワー。

ベトナムのバラが倒木に突っ込む瞬間、このロッドの真価が発揮された。

1本で全ルアーを扱う

今回の旅では、

  • 12g ミノー
  • 25g ソフトプラスチック(ワーム)
  • 40g スイムベイト

これらを すべて1本で扱った。

驚いたのはその対応力。
軽いルアーから重いルアーでも無理なく扱える。
ブランクが綺麗に曲がり、綺麗に戻る。

旅では荷物が限られる。
1本でミノーからスイムベイトまで対応できるのは大きなアドバンテージとなる。

素材と感度

ブランクは
TORAYCA® M40X / T1100G / M46J / M40J / T800S
NANOALLOY® 技術、NANO JOINT 採用。

要するに、
軽量・高反発・高感度。

大型で動きの鈍いバラの微妙な違和感を拾い、追わせ、食わせ、掛ける。
このロッドはその一連の動作を高いレベルで成立させてくれた。

この1週間で学んだこと

1. ストラクチャーが勝敗を決める

ベトナムのバラはストラクチャーに逃げ込み、瞬時にラインを切りに行く。
フッキングをしたら瞬時にカバーから引き剥がせるロッドが必要。

2. 準備がチャンスを作る

5か月の準備が、正しいタイミング、ストラクチャー、適格なタックルへ導いてくれた。

3. 道具は目的に合っていなければ意味がない

APIA GRANDAGE BRUTE ALLEY SHOOTⅡは“良いロッド”ではなく、
“この釣りに最適なロッド”だった。

ベトナムが教えてくれたこと

腕は痛くなり
コーヒーは濃く
食事は最高で
バラマンディはやはり最強のインショアターゲットの一つだと再確認させられた。

食うまでは怠け者だが、食った瞬間、すさまじいパワーで消える。
ロッドがその一瞬を制する。

もしストラクチャー周りでバラを狙うなら、彼らは必ずカバーに向かう。
あなたがバラをキャッチするためには、それを引き戻せるロッドを持つこと。

Tight lines,(いい釣りを!)


Davy Ong

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