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リップレスミノーの本質と、バレーヌ100FLの登場 Written by 濱本国彦

Text濱本国彦

僕のシーバス歴の初期、「リップレスミノー」と言えば、タックルハウスのリップレスミノーが代表的な存在になる。

25年くらい前の話ではあるが、あの時に感じた「なぜか釣れる」という不思議な感覚は、今でもよく覚えている。

当時、本当によく釣れた。ただ、それがなぜ釣れるのか? ということを、さほど深掘りすることもなかった。

「釣れるルアー」という認識のまま、リップレスミノーというカテゴリーを捉えていたと思う。

しかし、その釣果にはしっかりとした理由があったんだよね。

バレーヌ125Fを世に送り出して、早くも5年目に突入した訳だけど、

初めは「フローティングペンシル」として世に出し、「巻きの釣り」に特化させたくて、その良さを模索しながらアプローチを重ねていた。

そしてバレーヌ160FL&SPLをリリースし、「巻きに特化したルアー」「いろんな巻きに対する対応力の高さが凄い」という、

リップレスミノーの良さをアングラーの皆様に認知して貰える存在になって来た。

そんな中でも、バレーヌの良さが「どこにあるのか?」、また逆に「良さを引き出すには?」ということを考えながら釣りに挑んできた。

「こんな所でも!」「あんな状況でも!」と言った驚きの釣果を、APIAアンバサダー達も出して来られたと思う。

また、その強さはじわじわとアングラーの皆さんに認識され、各地方での釣果として見させて頂けることも多くなって来た。

125Fに加えて160FL&SPLが仲間入りしたことで、使って頂ける範囲が格段に増え、リップレスミノーとしての認知や使い方も良い感じで浸透してきたと思う。

「流す釣り」「ドリフトの釣り」のイメージがどうしても強い僕だけど(笑)、バレーヌシリーズは「巻きの釣り」に特化させたルアーとして形にした。

その巻きの釣りにおいて、とにかく大切にしたのは「巻きの心地良さ」と、魚へのアプローチにおける「使い易さ」「スレ難さ」。

「誰でも・どこでも使って貰える100mmサイズ」は、125Fの開発をスタートさせた時点で160サイズと同様に必要だろうと考えていた。

100mmというサイズは、シーバスを引っ張るという思考よりも、シーバスをより「寄せて」行く釣りに絶対必要だと考えている。

絶妙な波動は、リップレスだからこそ生まれる。流れの中で本当に違和感のない、「これで良いの?」って感じの一見弱々しい動き。

それが実は流れを受け流し、バレーヌが必要最小限の艶めかしい動きを演出してくれる。

リップ付きミノーとの最大の違いが、そこにある。そして当初感じた「なぜか釣れる」の答えはここだったと確信し、納得となった。

もちろん、「リニアエンジン」の搭載により、100mmサイズ最長クラスの飛距離と飛行姿勢の安定は、

わざわざ言わなくても良いくらいの出来栄えである……言っちゃってるけど。(笑)

100mmという「一口サイズ」ではありますが、高速域までのリトリーブにしっかりと対応し、巻けば巻くほど、しっかりとしたアピールが可能。

そして、スローに巻いての艶めかしいアクションは、大きいサイズの兄ちゃん達と同様に、「スレ」を知らないかのような水流へのなじみを見せてくれる。

小粒だけど、頼れるチビバレーヌの登場である。

あの時、俺が感じた感覚を今、バレーヌ兄弟で感じて貰えていることは至福であり、「だよね~~」って話が弾むのである。

そしてバレーヌ100FLを使ってくれて、同じ感覚を味わってくれる人が増えると思うと……

ニヤニヤしてしまうのである(笑)

https://www.apiajapan.com/product/lure/baleine100fl/