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少なくとも僕はこのロッドを超えるロッドを知らない

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「Foojin’Z」はAPIAのフラッグシップモデルだ。フラッグシップという言葉からは尖った物のイメージを受けるが、「ジェネラス94M」に関しては僕のホームエリアで考えられるパターンの、ほぼ全てを埋められるような高い汎用性がある。東京湾というフィールドは年間を通して様々なパターンが存在し、フィールドも多様だ。その日の釣行の中でも「ドーバー70F Shallow Runner」のような小型のルアーも投げたいし、「ラムタラジャイアント」のような大型ミノーも投げたいという場面もある。いや、欲を言えばビッグベイトも。

このパターンがダメなら別のパターンを試したい。僕は投げたい時に投げたいルアーを投げられないと嫌という性格。そんな時に「この竿では投げられないから無理」という妥協はしたくないのだ。

このロッドは、そんなワガママに応えてくれる仕上がりとなっている。幾つものプロトを経て最終的に出来上がったそれは、全国どこでも使ってもらえるロッドに仕上がっていると思う。ロッドを構成する各パーツの見直しも行われているが、何よりも驚いたことがブランク素材自体の進化。こればかりは実際に体感しないとわからないところでもあるが、まず感度が向上していることと、曲げた時の安心感が格段に上がっている。テスト時に幾度かランカーをヒットさせた際も強さを感じつつ、しっかりと曲がって粘ってくれることで不安を覚える事なく、自信を持ってファイトできた。

また、橋脚の明暗部を狙ったドリフトの釣りでは、橋脚付近で掛かった魚を強引に寄せるようなパワーファイトも可能にする。高弾性で復元力が高く飛距離も伸び、しかも折れにくい。「こんなの反則でしょ」という素材だ。僕自身がこのロッドの登場でシーバス釣りがさらに楽しくなり、このロッドと共に全国のフィールドへ出向いてみたくなった。APIA渾身の「Foojin’Z」は新たな素材を取り入れるメーカーとしての挑戦と、現場のアンバサダーの妥協なき取り組み、それが合わさることで成し得た最先端をいく次世代ロッドと言える。少なくとも僕はこのロッドを超えるロッドを知らない。

APIA FIELD STAFF 安田ヒロキ

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